外壁タイル工事の単価(㎡単価)をご紹介|相場や価格の違いなど

外壁タイルの修繕や交換にかかる費用は、タイルの種類や作業内容によって大きく異なります。この記事では、外壁タイル工事の1平方メートルあたりの相場や、価格に影響を与える要因について詳しくご紹介します。
さらに、タイルの種類ごとの特徴や、工事にかかる労務単価、経費についても解説。タイル補修工事の単価や、特殊条件による追加費用についても触れ、マンションオーナー様の予算に合わせた最適な工事計画を立てるための参考にしていただける内容です。
当社リビングカラーコーポレーションでは、豊富な経験と高い技術力を活かし、無足場工法による外壁補修などのサービスを提供しています。足場設置が不要なため、工事中の安全性や入居者負担の軽減にも優れており、しかも大幅なコスト削減、工事期間の短縮ができることから、多くのオーナー様からご好評をいただいております。無足場工法での工事をお考えのオーナ様はぜひお気軽に当社までお問い合わせください。
目次
- 1. 外壁タイル工事の単価情報に注意
- 2. 外壁タイルの種類と特徴
- 3. 労務単価と原価の違い
- 4. タイル工事の経費
- 5. 外壁タイル|m2費用の相場
- 6. タイル補修工事
- 7. 工事の特殊条件による追加費用
外壁タイル工事の単価情報に注意
外壁タイル工事を検討する際、インターネットで調べた価格はあくまで一例に過ぎないことに注意してください。
インターネットの情報は古いことが多いです。またタイル工事の価格は、地域や業者・使用するタイルの種類・施工方法・工事の規模などよって大きく変動するため、正確な値段は見積もりが必要になります。
また都市部と地方では工事費用に差が出ることがあり、一般的なタイルと特殊なデザインタイルでは単価が異なることもあります。さらに、施工方法が複雑であれば、その分手間や時間がかかり、コストが高くなります。
また、安価な工事が必ずしも良い結果を生むとは限りません。品質や施工後の耐久性を考慮し、信頼できる業者を選び、工事内容や料金の詳細を事前にしっかりと確認し、加えて追加費用が発生する可能性のある項目についても確認しておくことが、トラブルを防ぐためのポイントになります。
外壁タイルの種類と特徴
外壁タイルにはさまざまな種類があり、それぞれに特徴と用途があります。
このセクションでは、代表的な外壁タイルの種類と、その特徴や使用される場面について解説します。
外壁タイルの主な種類
一般的には、セラミックタイル、ポートランドタイル、レンガタイルなど知られています。しかし実際のタイルにはさまざまな種類があり、分類方法によって色々な呼び方が存在しますが、主な分け方は以下の通りです。
【1】素地による分類
タイルの素材は「磁器質」「せっ器質」「陶器質」の3種類があり、それぞれ硬さや吸水性が異なります。
【2】大きさによる分類
外壁タイルでよく使用されるサイズは、二丁掛タイル(227mm×60mm)、50角タイル(45mm×45mm)、45二丁タイル(45mm×95mm)、ボーダータイル(227mm×30mm)など。その他にも100角、150角、大判タイルなどもあります。
【3】施釉の有無による分類
タイルには釉薬を施した「施釉タイル」と、施していない「無釉タイル」があり、釉薬の種類や焼成方法によって表面の色や光沢、強度が変わります。
【4】形状による呼び方
タイルの形状には「平」「マグサ」「曲がり」「ボックス」などがあり、貼る場所によって呼び方が決まっています。
【5】目地割りによる貼り方
目地割りには「通し目地」「馬踏み目地」「笑い目地」「眠り目地」などがあり、目地の並べ方や仕上げ方法によって貼り方が変わります。
それぞれの特徴と用途
それぞれの特徴と用途をわかりやすくご紹介します。
【1】素地による分類:吸水性や硬さが異なる。
磁器質: 吸水性が低く高耐久で外壁に適した素材。
せっ器質: 吸水性がある。外壁によく使用される素材
陶器質: 吸水性が高く内装向き
【2】大きさによる分類:: サイズでデザインや施工方法が変わる。
二丁掛タイル: 外壁によく使われる一般的なタイル
45二丁タイル:工事費用が安く耐久性に優れている
ボーダータイル: 高級感がある
【3】施釉の有無による分類:釉薬で光沢や耐久性が向上。
施釉タイル: 水漏れや汚れを防ぐ。
無釉タイル: 欠けても目立ちにくい。素朴な風合いが特徴
【4】形状による呼び方:貼る場所によって形が変わる。
平タイル: 平らなタイルで一般的な場所に使用
マグサ、曲がりタイル: 曲線やコーナーに適用
ボックス: 立体的な装飾に使用
【5】目地割りによる貼り方:目地の並べ方で仕上がりが変わる。
眠り目地: 立体感を出す装飾的な貼り方
通し目地: シンプルで清潔感
馬踏み目地、笑い目地: デザイン性を高める
労務単価と原価の違い
労務単価というのは、簡潔にご説明すると、「職人や作業員が1時間働くためにかかる費用」です。この金額には、直接の給与だけでなく、福利厚生や保険など、仕事をするために必要なさまざまな費用が含まれています。この単価は、作業内容や地域、職人さんのスキルや経験によって異なります。
工事などでいう原価、いわゆる「工事原価」とは、建設プロジェクトで建物や施設を作る過程で発生するすべての費用をまとめたもので、労務単価(作業員の人件費)に加えて、材料費や機械費、運搬費、現場管理費、その他関連するすべての費用が含まれます。
料理で言えば、材料費だけでなく、調理にかかるすべての費用をまとめたものをイメージしてもらうと分かりやすいです。
国土交通省:外壁工事の労務単価との違い
国土交通省が設定している労務単価とは、公共工事に従事する労働者の県別賃金を職種ごとに調査し、最近の実勢価格の結果に基づいて公共工事の積算に用いる「公共工事設計労務単価」のことを指しているため、民間工事におけるものとは異なります。
公共工事設計労務単価は、公共工事の価格を決めるために使われる単価ですが、これには労働者に支払う賃金以外の必要な経費(福利厚生や管理費など)は含まれていません。そのため、現場では「経費込み」と誤解され、必要な経費を引いた金額で賃金が支払われることがありました。
そのため令和4年3月から必要な法定福利不相当額や義務化分の有給取得に要する費用のほか、時間外労働時間を短縮するために必要な費用を反映しています。
⇒【国土交通省】令和4年3月から適用する公共工事設計労務単価についてはこちら
タイル工事の経費
外壁タイル工事の見積もり書などに「諸経費」の記載があります。この諸経費がお客様にわかりにくいことがあります。
これらの費用は、現場を円滑に運営するために必要なもので、通常、工事費用の5~10%程度を占めるとされていますが、現場の状況や地域の特性によって異なる場合があります。
諸経費は大きく分けて「現場経費」と「会社経費」に分類され、それぞれが細かい項目に分かれています。
現場経費には、現場で発生する直接的なコストが含まれます。具体的には、監督の人件費や労務管理費、施工図の作成費用、交通費、保険料などが該当します。
現場での管理や作業に必要なコストは、目に見えにくい部分でも確実にかかるため、見積書では一括で表記されることが多いです。例えば、現場監督の給料や手当、機材の搬入費用、移動に必要な交通費などがこれに含まれます。また、作業員の安全を確保するための保険料や法定福利費も重要な項目です。
会社経費(一般管理費)は、現場の運営を支えるための会社全体の管理に関わる費用です。役員報酬や従業員の給与、福利厚生費、事務用品費、通信費、広告宣伝費、地代家賃などが含まれます。これらの費用も、現場の運営には欠かせないものです。
例えば、オフィスで使用する設備や、スタッフのサポート業務に関わる費用が含まれ、会社の存続に必要な支出としてしっかりと確保する必要があります。
外壁タイル|m2費用の相場
外壁タイルの修繕や交換にかかる費用は、マンションオーナーや建物の管理者にとって大きな関心事です。タイルの種類や修繕の難易度により、費用が大きく異なるため、事前に相場を把握しておくことが重要になります。
外壁タイルの工事費
タイル1枚の交換費用はおおむね5,000円から13,000円程度で、タイル自体の費用と作業費が含まれます。特殊な素材や複雑な取り付けの場合は、この範囲を超えることがあります。
小規模な修繕でも単価を理解しておくことが大切で、複数枚の交換が必要な場合は、全体の費用を考慮して、事前に詳細な見積もりを確認することが大切になってきます。
価格に影響する要因
外壁工事の価格に影響を与える要因は主に工事の規模、使用する材料、施工方法、現場の条件、外壁の状態です。
工事の規模が大きくなると材料や作業員が増え、費用も増加します。また、使用する材料によって価格が大きく異なり、高級な素材を選ぶとその分コストが上がります。さらに、外壁の状態が悪ければ修復作業が必要となり、工事費用が高くなることがあります。
施工方法も足場を使う方法と無足場工法などでは費用が変わり、高所作業やアクセスが悪い現場では追加の安全対策や機材が必要になり、費用が増えます。
できるだけ価格を抑えるために安い素材や安い業者を選ぶのも一つですが、仕上がりに影響を及ぼす可能性があります。ここで注目すべきは、無足場工法です。
工事によく使われる足場は工事費の20%ほどの費用を占めます。しかし無足場工法は、足場を必要としないため、設置費用や手間削減、そして工期の短縮にもつながり工事全体のコストを大幅に抑えることができます。
当社リビングカラーコーポレーションでは、豊富な経験と高い技術力を活かし、無足場工法による外壁補修などのサービスを提供しており、数多くのオーナー様からご好評をいただいております。無足場工法での工事をお考えのオーナ様はぜひお気軽に当社までお問い合わせください。
タイル補修工事単価
タイル補修工事の費用は、修繕の内容や規模によって異なります。適切な予算を立てるために、補修工事の目安となる単価を理解しておくことが大切になります。
補修工事の単価
外壁タイルの修繕や交換の費用は、1平方メートルあたり約13,000円から30,000円程度です。この価格はタイルの質や種類、修繕作業の内容によって異なります。
簡単な修繕作業では費用が抑えられますが、高級タイルやデザイン性の高いタイル、特殊な技術を使用する場合は、相場を超えることもあります。また、作業が高所で行われる場合や難易度が高い作業の場合、費用が増加します。
工事の特殊条件による追加費用
工事の特殊条件による追加費用は、通常の作業とは異なる特別な状況が発生した場合に発生します。
具体的には、高所作業に必要な足場設置や安全対策、特殊なタイルの使用による材料費の増加、作業が複雑で手間がかかる場合の追加費用、緊急修繕時の割増料金、既存タイルの取り外しや下地処理が必要な場合の追加費用などが考えられます。
これらの費用は事前に見積もりで確認し、予算に反映させておくことが大切になります。
割増料金の対象
外壁タイル工事には、特定の条件や状況により割増料金が発生することがあります。高所作業が必要な場合、足場の設置費用や安全対策が追加され、作業費用が増加します。
また、大理石タイルや耐熱タイルなど、高級素材や特殊なタイルを使用する場合、材料費や取り扱いの難しさにより追加費用が発生します。さらに、複雑な修繕や取り換え作業が求められる場合、作業時間や労力が増し、その分の費用が加算されます。
既存タイルの取り外しや下地の補修などの準備作業が必要な場合も追加費用がかかり、緊急修繕が必要な場合は通常料金に割増が加算されることがあります。
当社リビングカラーコーポレーションでは、豊富な経験と高い技術力を活かし、無足場工法による外壁補修などのサービスを提供しています。足場設置が不要なため、工事中の安全性や入居者負担の軽減にも優れており、しかも大幅なコスト削減、工事期間の短縮ができることから、多くのオーナー様からご好評をいただいております。無足場工法での工事をお考えのオーナ様はぜひお気軽に当社までお問い合わせください。