ビルメンテナンスの清掃単価は?日常清掃・定期清掃・特別清掃ごとにご紹介

ビルメンテナンスは、施設を常に清潔で機能的に保つための重要な業務です。これには、日常的な清掃から定期的な清掃、そして特別な作業を含む特別清掃まで様々な種類があります。
それぞれの清掃業務には適切な料金が設定されており、清掃内容や施設の規模により料金が異なります。この記事では、日常清掃、定期清掃、特別清掃の種類ごとに清掃単価を紹介し、見積もりの出し方についても詳しく解説します。
当社リビングカラーコーポレーションでは、地域密着型の清掃サービスを提供しています。清掃は自社スタッフが直接対応しており、多くのオーナー様から質の高いサービスとご好評をいただいております。導入検討中のお客様には、対象箇所のデモンストレーションも実施しておりますので、ビルメンテナンス清掃をお考えの方はぜひお問い合わせください。
目次
- ビルメンテナンス清掃の種別
- ビルメンテナンス清掃の見積もりの出し方
- ビルメンテナンス|日常清掃の単価表
- ビルメンテナンス|巡回清掃の単価表
- ビルメンテナンス|定期清掃の単価表
- ビルメンテナンス|特別清掃の単価
- ビルメンテナンス清掃には資格は必要?
ビルメンテナンス清掃の種別
ビルメンテナンスの種類は主に日常清掃、巡回清掃、定期清掃、特別清掃に分類されます。
日常清掃と巡回清掃は毎日発生する汚れを綺麗にするもので、作業内容に大きな差はありません。定期清掃は日常清掃ではできない、機械や洗浄力の高い薬品を使った清掃を年に数回おこいます。また特別清掃は受水槽や配管清掃などがありますが、業者によって定期清掃と特別清掃の範囲が大きく異なります。
日常清掃
日常清掃は、毎日または数日に1回程度、トイレや洗面台、給湯室などの水回りを中心に、毎日発生する汚れを取り除く作業で、衛生状態の維持や美観の保持を目的としており、一般的には中性洗剤や掃除機、モップなどの基本的な清掃用具を使用して行われます。
清掃内容には、ゴミ回収や灰皿掃除、床掃除機がけ、フロアの除塵、エントランスや共用部の掃除が含まれます。
最近では、新型コロナウイルスなどの感染症対策として、日常清掃の頻度が多くなっている傾向にあります。営業時間中においても、巡回清掃を行い、清掃作業が実施されていることをアピールすることで、衛生面の信頼感を高めることができます。
もし日常清掃を怠ると、汚れが蓄積して衛生状態が悪化し、ビル内外の環境が不快になります。その結果、利用者や訪問者に悪印象を与え、設備の劣化を早めることになり、修繕コストが増加する可能性もあります。
巡回清掃
ビルメンテナンスにおける巡回清掃とは、建物の共用部分を定期的に清掃するサービスです。具体的には、エントランスや廊下、階段などの共有スペースを対象に、掃き掃除や拭き掃除を行います。清掃の頻度は、週1回から月1回程度が一般的です。
巡回清掃と日常清掃の主な違いは、清掃の頻度と対象範囲です。日常清掃は毎日行われるのに対し、巡回清掃は週1回から月1回程度の頻度で実施されます。また、日常清掃は主にオフィス内や居住スペースなどの個別の場所を対象とするのに対し、巡回清掃は共用部分を中心に行われます。
これらの清掃を適切に組み合わせることで、建物の美観や衛生状態を効果的に維持することが可能です。例えば、日常清掃で日々の汚れを取り除き、巡回清掃で共用部分の清掃を定期的に行うことで、建物全体の清潔さを保つことができます。
定期清掃
ビルメンテナンスにおける定期清掃とは、日常清掃では対応しきれない汚れや劣化を防ぐため、専門的な技術と機材を用いて定期的に行う清掃作業のことです。一般的には月に1回や2~3ヶ月に1回程度の頻度で実施されます。
例えば床のワックスがけやガラスの清掃、エアコンのフィルター清掃、厨房のグリスフィルター清掃、換気扇のメンテナンス、カーペットの機械洗浄などが含まれ、アルカリ性や酸性の洗剤を使用することが一般的です。
使用される機材としては、ポリッシャーや高圧洗浄機、特殊な清掃用工具などがあり、これらを駆使して清掃作業を行います。こうした清掃を定期的に実施することにより、施設の美観や衛生状態が保たれ、快適な環境を維持することが可能となります。
特別清掃
ビルメンテナンスにおける特別清掃とは、日常清掃や定期清掃では対応しきれない、専門的な知識や技術を要する清掃作業のことです。通常、年に1回から数回程度の頻度で実施されます。
具体的な作業内容としては、高所ガラス清掃、空調設備の清掃、排水管の高圧洗浄、外壁の清掃、照明器具の清掃
のようなものが挙げられます。
これらの作業は、専門的な機材や技術を必要とし、作業員の安全確保や建物の損傷防止のため、専門業者への依頼が一般的になります。
ビルメンテナンス清掃の見積もりの出し方
ビルメンテナンスの清掃見積もりは、面積や個数、または作業時間を基に算出されます。面積や個数による計算では、作業内容や現場の状況に応じて料金が決まります。
一方、時間単位で算出する場合、作業時間とスタッフ人数に応じて料金が計算されます。依頼時には、面積や設備の個数を事前に提供することで、迅速に見積もりを出すことができます。
面積・個数で算出
ビルメンテナンスの清掃見積もりは、面積や個数に基づいて算出されることもあります。例えば、床清掃やガラス清掃は面積単位で、換気扇や照明器具の清掃は個数単位で料金が設定されます。
床の定期清掃の場合、1㎡あたりの単価を決め、総面積に掛け算して総額を算出します。平米単価は床の状態や現場の状況、面積の広さによって変動し、通常、広ければ広いほど単価は安くなります。
面積が狭い場合は基本料金が適用されることがあります。日常清掃も同様に、トイレ清掃や廊下の掃き拭き掃除、事務所の掃除機掛けなどの平米単価を設定し、1ヶ月あたりの金額を決定します。
また清掃の難易度、使用する道具によっても料金設定が異なることがあります。特に、作業が複雑である場合や高所作業を伴う場合には、基本料金を設定し、現場の状況に合わせて料金を調整します。
時間で算出
ビルメンテナンスの見積もりは時間単位で出されることもあり、日常清掃ではこれが一般的です。この場合は、作業内容や現場状況に応じて作業時間を見積もり、スタッフ人数と時間単価を掛け算して料金を計算します。例えば、3人で7時間かかる場合、21時間×時間単価で総額が決まります。
時間単価は現場の状況や作業内容によって変動し、夜間作業や遠方の現場では料金が高くなることがあります。また、作業が短期間で完了するほど単価が高くなる傾向もあります。
見積もりを依頼する際は、面積や設備の個数を事前に提供すると、迅速に概算が算出でき、料金のイメージが掴みやすくなります。
ビルメンテナンス|日常清掃の単価表
日常清掃の料金は清掃員1名で時間あたり1,500円~2,000円程度が相場になります。例えば1日3時間の日常清掃を1名で週5日(月20回)依頼する場合、3時間×20日×1名×1,500円~2,000円となり、月に90,000円~120,000円かかる計算になります。
業者によっては作業時間や作業回数が多くなるほど安くなることもあります。下記に表は業者によって異なるので目安として考えてください。
回数 | 月額 |
---|---|
週1回(月4回程度) | 約16,000円〜 |
週2回(月8回程度) | 約26,000円〜 |
週3回(月12回程度) | 約36,000円〜 |
週4回(月16回程度) | 約43,000円〜 |
週5回(月20回程度) | 約55,000円〜 |
ビルメンテナンス|巡回清掃の単価表
巡回清掃は月に数回程度の作業で、相場は1回6,000円~7,000円でになり、1回ごとの料金形態が多いです。
巡回清掃の場合も、決まった箇所と決まった作業を行うため、かかる時間や作業範囲によって料金が異なります。またこちらも日常清掃と同様に回数や範囲が多いほど料金が安くなる企業もあります。
回数 | 月額 |
---|---|
月1回 | 約6,000円〜 |
月2回 | 約10,000円〜 |
月3回 | 約13,500円〜 |
月4回 | 約16,000円〜 |
ビルメンテナンス|定期清掃の単価表
定期清掃の場合は年1回~6回程度が一般的で、作業内容によって料金が異なります。範囲・頻度の高さによって料金が下がる傾向にあります。また床清掃にはポリッシャーなど機会を使用することが多いです。
項目 | 料金 |
---|---|
床洗浄 | 18,000円~ |
ワックスがけ | 24,000円~ |
カーペット洗浄 | 33,000円~ |
窓ガラス清掃 | 15,000円~ |
ビル外壁の洗浄 | 40,000円~ |
エアコンの分解洗浄 | 35,000円~ |
剥離ワックス掛け | 50,000円~ |
ビルメンテナンス|特別清掃の単価
ビルメンテナンスにおける特別清掃とは、日常的な清掃や定期清掃では対応できない、特別な作業を指します。通常、特別清掃は年に数回行われ、1回あたりの値段で算出されます。
こちらも他の清掃と同様に、範囲が大きいほど範囲単位の金額が下がる傾向にあります。また業者によって定期清掃と特別清掃の項目が異なりますので注意しましょう。
項目 | 料金 |
---|---|
蛍光灯、照明の清掃 | 550円~ |
グリストラップ清掃 | 36,000円~ |
排水管洗浄 | 45,000円~ |
貯水槽清掃(受水槽) | 30,000円~ |
貯水槽清掃(高架水槽) | 10,000円~ |
ビルメンテナンス清掃には資格は必要?
ビルメンテナンス清掃に資格はからなずしも必要ではありませんが、依頼する際、特定の資格を持っているかどうかは一つの指標になります。
一般的に、ビルメンテナンス業者や清掃スタッフが保有している資格には、ビルクリーニング技能士や建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)などがあります。
これらの資格を持っている業者は、清掃作業の品質や安全性が高いと期待でき、また専門性が求められる業務にも対応できます。資格を持つことで、現場責任者としての業務や高度な作業を安心して依頼することができます。
資格がない業者でも清掃作業を依頼できますが、専門的な清掃が必要な場合や大規模なビルの管理を依頼する際には、資格を持ったスタッフがいる業者を選ぶと、より信頼性が高く、安心して任せることができるでしょう。
当社リビングカラーコーポレーションでは、地域密着型の清掃サービスを提供しています。清掃は自社スタッフが直接対応しており、多くのオーナー様から質の高いサービスとご好評をいただいております。導入検討中のお客様には、対象箇所のデモンストレーションも実施しておりますので、ビルメンテナンス清掃をお考えの方はぜひお問い合わせください。